2023年2月3日(土)に段戸川倶楽部のキックオフMTGが開催されました。今年は新加入のメンバーも加わり30名強で運営をしていきます。
さて、大まかにキックオフの内容をまとめると以下の3点になります。
2023年の段戸川の放流方針
アマゴ調査の拡大
発眼卵からふ化した稚魚の放流
2023年の段戸川の放流方針
2023年の段戸川C&R区間では増殖を目的とした成魚放流をやめることにしました。(倶楽部員出資種苗)
・第一目標を達成
元々アマゴが1日に10匹釣れる川を合言葉に始めた活動をはじめました。2022年までの傾向として10匹とまではいかないものの、活性ある時期には安定してアマゴが釣れるようになってきたことから、第二目標である発眼卵や自然に生まれたアマゴたちが泳ぐ川に向かうべく成魚放流をやめることにしました。
・成魚放流によって発眼卵育ちや自然再生の魚たちへの影響がある?
1点目でもお伝えしているように、発眼卵育ちの稚魚やアマゴのペアリング、産卵床などが確認され、段戸川育ちのアマゴが増えてきていることが確認できています。一方養魚場で育つ成魚を河川に放流をすることで、野性のアマゴが減ってしまうという研究もでてきており、一度段戸川でも成魚放流をやめることとしました。
・留意点
今後はC&R区間であっても成魚放流がないため、活性が低い時期や時間帯などでは釣れない可能性もあります。C&R区間を楽しみに来られる方においてはヒレピンの段戸川育ちアマゴとの駆け引きをお楽しみください。
アマゴ調査の拡大
・釣獲調査
今年もアマゴの釣獲調査をアプリ、アンケートの2方式にて実施します。
ただ今年は段戸川倶楽部員だけでなく、倶楽部外で段戸川で釣りを楽しまれる方にもぜひ釣獲調査への協力をお願いしていこうと考えています。
テーマは「楽しく釣りながら、調査する」
MTG内でも、データの片寄りなく集めるにはどうしたらいいのか、フィードバックするデータはどのようなものがよいかなど議論ができました。
お楽しみ要素としても月別の投稿テーマや、釣果速報なども出す予定です。
詳しい釣獲調査方法については後日ブログでお知らせいたしますので、ご協力どうぞよろしくお願い致します。
・PITタグを使った調査
成魚にPITタグというタグを入れ、アマゴの河川内の移動について調査します。
アマゴは出水のあと流出してしまうのか?下流部のダムまで下ってしまうのか?どこで産卵するのか?など行動について行動を調査してみます。2023年初めての調査なのでどんな結果がでるか楽しみです。
発眼卵からふ化した仔魚の放流
発眼卵から生まれた仔魚を放流してきました。
今年は発眼卵をBOXにいれ仔魚をふ化させる方法と直播とよばれる直接河川に入れる方法と2通り試してみました。
BOXの方は順調に育っており、一安心。ふ化した全仔魚を河川に放流をしました。
残念ながら直播の方は仔魚は確認できず、すでに流出した後でした。BOXの仔魚との比較やどれだけふ化しているのか見てみたかったのですが残念・・・
2023年も段戸川C&R区間で美しいアマゴたちとの出会いがあることを願っていま
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