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執筆者の写真dandoamago

【事件発生】発眼卵放流12日後

更新日:2020年11月23日

なんと、なんとです。

今回いれた80,000粒のうち、20,000粒だけは昨年まで90%以上孵化の実績がある小田木川に入れ、昨年同様のメンテをしてリスクを減らそうとしていました。


しかし、そのリスクが低いはずの小田木川ポイントで、今までにないレベルで発眼卵が死んでいました。

こんな状況で、白く死んだ発眼卵が目立ちます。


こちらは別のBOX。


もちろんほぼ死んでいないBOXもありましたが、最大で4割くらいが死んでいるBOXがありました。。

急いで死んで白くなった卵を除去、予想外の展開。。


「このままではまずい」と翌日も予定を変更して段戸川C&R区間へ。

急遽小田木川集中育成ポイントのBOX全体のうち、2/3を段戸川の方に持っていきました。


原因をさぐるべく、段戸川、小田木川の残りの地点も見回ります。

時間がなく全てを見ることは出来ませんでしたが、どうも段戸川のBOXはほぼ例年通りで、除去する死卵は各BOX10粒以内です。

こればG地点のもの。


これはⅮ地点のBOX。


こうなると小田木川が怪しく、A地点も合流点から小田木川側に入れているはずなので急ぎます。

写真はありませんが、案の定かなりの数がお亡くなりになっている。

これも2BOX全てを段戸川側に配置しなおしました。


今まではこんなことなかったのに、何故今年だけこんなに小田木川がダメなのか。

死に方も今までと少し違って、今までは死卵は周りにカビが生えるパターンが多かったのに、カビも生えずに固くなってしまっているのがほとんど。

うーん。

わかる範囲での外的環境の変化と言えば、今年は500Mほど上流で林業主伐がやられており

重機も川沿いに入っています。

ただ、直接的な関係はわかりません。


うーん、とうなってしまう状況ですが、いつもは小田木川でだけ集中的に育てていたのが、今年は数が多かったこともあり段戸川にも50,000粒を入れていたことが救いです。

もしものための分散放流、大事です。


原因はもう少し追ってみたいとこですが、ひとまずある程度は移して一安心。

大変だったものの段戸川の紅葉は美しく、


移動させる際に発砲スチロール箱に残っていた仔魚はいい感じに成長していました。


あと、Ⅾ地点でも、A地点の橋の下でも、それよりだいぶ下流でもアマゴがたくさん泳いでいるのを見れたのはメチャ嬉しかったです(^^


多くは成熟しておらず、産卵に参加しなかったアマゴ達だと思うのですが、結構サイズがいいのもいました。

来年解禁したら、お願いしますよ!

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