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飯田さんルアースクール 受講者レポ

6月20日、21日のスクールに参加した段戸川倶楽部メンバーO田さん、K久保さんがレポートを書いてくれました。

実際に受講した人しかわからない感覚で書いてくれているので、参考になります。


また、O田さんはフライとルアーの両刀使い、K久保さんは渓流ルアー専門なので、その視点の違いも面白いかもです。




【O田さんレポ】

今回、飯田さんのルアースクールに参加する機会を得て、私が感じたこと皆さんに御伝えしたいと思います。今後の渓流ルアーをされる方の参考になれば幸いに思います。


 まず初めに私自身の経験ですが、暫く渓流から遠のいていたこと、またフライが中心だったので渓流ルアーマンとは違う視点もあるかと思いますがご了承下さい。


 今年になって段戸川倶楽部に参加した事、そして雑誌にルアー記事の投稿をお願いされたことで、渓流のルアーを再開しました。

昔と違い、ミノープラグによるベイトフィネスという釣り方があり取り組んでみました。雑誌やTV放映を見て私が感じた事は下記の通りです。


① ショートロッドによるキャスティング。

② チャート系などの派手なカラーのプラグによる威嚇バイトの誘発。

③ ロッドアクションによるリアクションバイトへの誘い。


主にこの3点のようなイメージを持って釣行して、それなりの釣果は得ていました。

今回飯田さんの釣りを後ろで見ながら感じた事のいくつかは真逆の点がありました。

① ベイトとスピニングの違いがありましたので一概には言えませんがピンポイントへのキャスティング、ショートキャストも多用され、竿抜けが無いようにピンポイントを探られていました。段戸川にようなキャッチ&リリース区間では魚がスレており、よりこまめに食い気のある魚を探すことの重要性を感じました。また同じ流れでも下流からと上流から2方向、時には3方向からルアーを通していたことも印象に残りました。


② ルアーのカラーですが、自分が確認しやすいカラー、特に背中の色ではなくサイドの反射で分かるカラーを使われていました。これは威嚇ではなく食性によるバイトを誘っているからだと思います。お腹の空いた食い気のある魚を探して食わせるという釣り方でした。


③ ロッドアクションもけっして派手ではなく震わせるような感じでした。リアクションではなく食性に訴える釣り方の為だと思われます。またリーリングのスピードも流れにラインを引かれる時には早く、そして食わせる間ではゆっくり、そしてラインを張らない状態をキープされていました。瀬の中を引くとどうしても早いリーリングになりがちですが、見せて食わせるやり方は見事というほかはありません。


全体の感想ですがフライをやられる方は分かると思いますが、ドライフライを流すフィーディングレーン、ウエットフライを流すラインをルアーで攻めると言う印象を受けました。だんだん瀬でもわずかなヒラキ、石の前、落ち込みの流心の脇、まさしく食い気のある魚がいるであろう場所にきっちりルアーを送り込む、流す、泳がせる、そんな釣法を見せて頂きました。


最後に雑談の中で「魚は常にお腹を空かせて食べたがっている」「バイトが無くてもルアーは見えている」「ちょっと早い回転寿司で急いで取ろうとするイメージでバイトさせる」こんな言葉も印象に残り、今後の釣行に生かせる事だと思います。

飯田さんには遠いところを来て頂き感謝すると共に、また来年も来て頂けるとのことなので楽しみにしたいと思っています。




【K久保さんレポ】

愛知県豊田市に名倉川漁協が管轄している段戸川C&R区間でルアー スクールが開催された。講師はトラウト ルアー フィシングでは、第一人者の飯田重祐さん。


会場となった段戸川C&R区間は、あまごが主だがまれにイワナ、ニジマス、そしてブラウントラウト が顔を出してくる。サイズ等は段戸川倶楽部のブログでも見てくれれば、誰かが釣果報告している。本題に戻そう、講習時間は3時間であったが2日間で12人が受講した。


渓流に入っての実釣である。自己紹介が終わり入渓するが、飯田さんの姿に感動した。


なんだろう説明が難しいが自然なんだ、空気のように大自然に馴染むと言うか身体全体の力が抜けている様に感じた。ここから2時間程は飯田さんの釣行を目に焼き付けた。


キャスティングに関しては、強過ぎず、弱すぎず、竿先のしなりだけでルアー を運ぶイメージである。線を描く様にルアー が放たれ、静かに着水する。着水する前に竿を上げるのがコツなのか一連の動きになっている。着水したルアー がダンスしながら帰ってくるのだが、遅い何でこんなに来ないんだ?


数回のキャストで分かった事は、ラインテンションを抜いて水中を漂わせているようだった!


私はラインのテンションを抜くのは良くないと何かで聞いた事があり実釣していたんだが、真逆であった。段戸川C&R区間は平日でも入渓者が多くかなりプレッシャーがあったが、丁寧にポイントを探りながら魚が顔を出してくる。

凄い、ポイント全てに語りかける様にキャストを繰り返す。無駄がない、竿が身体の正面から外れないし、ルアー は線路を走る電車の様に泳いでくる。

後から聞いたのだが、流れの速さによってルアー の重さ、サイズを変えると流れの中で時間を作り出せるそうだ。

フローティングやシンキングでの棚も大事だが、ルアー を魚に見せる事を意識していけば釣果は上がると教えられた。多くを学び自分の引き出しから直ぐに出せるまで練習し、勉強しようと思う。

この他にも学んだ事を伝えたいですが、又の機会にしておきましょう。




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