段戸川倶楽部納会前の午前中、発眼卵放流確認に行ってきました。
まずはD地点、雪ですね。。
こちらは昨年までと同様の「成長させるBOX」。
死卵が50粒ほどあるので取り除いてメンテ完了。
別のBOXを覗くと・・・・
なんと、BOXの上にブラウン稚魚がのっているではありません。
ぬぬ、こやつアマゴの稚魚を狙っているのか?と駆除しようかと思うも、あえなく脱走を許しました(^^;
気を取り直して、肝心の発眼卵の成長の様子はこちら。
まださいのうがあるもの、だいぶ泳げるようにもなっている(^^
前回11月まではそこいらで安心しきったアマゴが泳いでいたのですが、さすがに今回はもう泳いでいませんでした。
しかし雪積もってんなー。
続いて、X地点へ。
いい写真がありませんが本流の良い流れです。こういうとこにアマゴが群れなして泳ぐようになると最高だなーと妄想しつつ、BOXをあげます。
今年導入の白BOXのため、死卵だけが残り、稚魚になったアマゴは全て出ていっています。
数を数えると、5,000粒中500粒くらいが死んで残っているので、生存率90%というところでしょうか。
更にY地点へ。
こちらも5,000粒中500粒くらいが死んで残っています。
最後にA地点へ。
こちらは昨年までと同様の成長させるBOX。
おー、これこれ。
たくさんの成長したアマゴを見ると嬉しくなりますね。
まだ1月まではBOX内で成長させ、しかるべき場所に放流します。
今回、初めて「成長させるBOX」ではなく、普通の「稚魚になると自然に抜け出るBOX」を使ってみました。
何度か確認した結果、来年に向けた反省点は以下だと感じました。
①稚魚が成長しやすい場所に置くこと
当たり前と言えば当たり前なのですが、卵が孵化し仔魚から稚魚になるとすぐにBOX外に出ていきます。このため、出ても安全な流れがある程度緩やかな場所におくべきでした。
今回は事務局の調査不足により、少し流れが早すぎる場所に置いてしまったように思います。
昨年までは「成長させるBOX」だったので、少々流れが早くても最終的に放流する時には、生き残りやすそうな分流などに再放流していたので問題ありませんでした。
が、今回はあっという間に出て行ってしまい、その後が少し心配に感じました。
②分流を探して置くこと
これはBOXの構造に関する問題ではないのですが感じたことです。
今回、去年までの小田木川ではなく、段戸川かつA地点より下流の流量が多い場所にもいくつかのBOXを配置しました。
おそらく私達の想像よりも増水した時の流れが強いようで、2BOXが流されてしまいました。
流されても、BOX内で孵化した稚魚達は抜け出てどこかで生きているはずなのですが、もう少し場所を選びたいとこです。
来年は、例えばⅮ地点右岸分流のような場所をあらかじめ調査して、BOXをおきたいです。
以上、初めての自然に抜け出るBOXかつ段戸川本流下流部にもいれたので、反省点も出ましたが来年に生かしていこうと思います!
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